声 ~大好きなVoice~ ③

トントントン‥
つっー、つっー‥
クイッ!クイッ!‥

こんなにリズミカルに。
こんなに小刻みに。

気持ち良い所へと集中させながら
左手にスマホをしっかり持って
右手はさっきから動きが無限リピート状態

上下に往復して‥
右往左往に行ったり来たりを繰り返す

頭の中がフワフワ、フワフワ‥
んんっーって‥
まぶたが自然に閉じていくの

いっぱいに倒した座席から、
腰が空間を作り出す
頭が、顔が、
刺激の度にのけぞるから‥
もう、何も一瞬気にならなくなる‥

気持ちいい‥
はぁ‥あぁ、、あぁ、、はぅっ

周囲を気にして押し殺して
漏れていた吐息から、、
あぁ、あんっ、
あんっ!んん!!
気持ちいい!ダーリン‥
ダーリンって‥

良いのか?
いきそうなのか?
聞いてくれるダーリン

気持ちいいよ、
気持ちいいの!
いきそう?なのかな??
もう、何がなんだか
わからない!!

でも、だけど‥

一気に手がとまっちゃう
自分の手だから、、
動いてたのが、
自分が動かしていた状態だから、、

一気に思考停止しちゃうの

もう、無理!
もう、いい!嫌!ダーリン~って‥

なに?なんで無理なんだ?
頑張れ!いっちゃえ!
ダーリンが頑張れって言ってる!
そうちゃんと聞こえてたよ、
でも、でもね、
ごめんなさい‥
無理なの、無理でごめんなさい‥

涙が出てきちゃうの。。
うっ、うぅ~(泣)って。。

なんで泣いてるんだ?

泣いてないよ!
またそう答えちゃうの

どうでもよくなってた周囲が
吹き飛んでどこかに行ってしまってた羞恥心が

ドバドバ、ドバッっと
溢れ出したよ
だから、もう無理ってなっちゃったの
見られちゃうから‥
恥ずかし過ぎるから‥
それも理由のひとつなんだけれどね

一番はさみしくなっちゃったの
気持ちいいけど、
悲しくなっちゃったの
側で、近くで
貴方を感じたくなっちゃったの

自分でじゃなくて
自分の指じゃなくて‥

貴方のが、欲しくなっちゃったの

車のスピーカーから響いてくる
貴方の声が‥

身近に感じて。。
すごく心地よささえ感じて‥

気持ちよくなったら、
リアルじゃないって現実が‥

私を一気に思考停止させるの

私が大好きな声だから
私が大好きな貴方の声だからだよ

溢れてきちゃう涙が‥

貴方が好き過ぎて‥
求め過ぎてしまうの、貴方を。

お前、まだまだだな、、

ダーリンからの言葉に

うん

精一杯の返事してる‥


何でって‥
そんなの、ハッキリわからないけど、

反則級なの、きっと。。

声が‥
~大好きなVoice~ が‥

ダーリン、、
ダーリン、大好きです。

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